歌と松永の結婚式の前日、歌は松永と二人で住むマンションへの引越しに忙しかった。愛は、歌と松永の為、しばらくは二人だけの暮しをさせてやろうと思い、自分は一人で「魚平」に残る事になった。 八百屋の長男・元気(石坂浩二)は、そんな愛を、物騒だからと言って自分の家に下宿させようとした。ところが、酒屋の乙美(園佳也子)も愛を自分の家に下宿させようとした為、元気と乙美がやり合う事になった。
だが、乙美が元気と素子が一緒になると言う町の噂を口にした為、元気はそんな噂を打ち消そうとするあまり、誰にも言ってはならない、素子と唯一の仲をしゃべってしまった。愛はそんな元気を、男のくせに口が軽すぎると言って軽蔑した……。