警察学校の卒業式に答辞を読んだという光(水前寺清子)の声を電話で聞いて、母親の勝(山岡久乃)はたまらず光の初めての配属署へ挨拶へいった。結局親なんて甘いもの。勝も次代の親の大介(中村俊一)やきく(初井言栄)もやや自嘲気味だが、光や次代は親の愛情に改めて触れた思いがして胸を熱くしていた。だがこの卒業式のつきそいには、お互いに内緒で出かけた玉造(伊志井寛)と静香(乙羽信子)、大介ときくの夫婦げんかというおまけがついた。一方香子(和泉雅子)はいよいよスリ係としてのパトロールを始め、張り切っていた。しかし、留守中、姉の比奈子(長山藍子)をおとずれたふたりの男性のうち、どちらかが比奈子の恋人ではないかと神経をとがらせた。
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- 30. 第30話(最終話)1970-10-22